北陸信越運輸局の監査(2020年12月度)
毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2020年12月度、北陸信越運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均5.5件。
北陸信越運輸局管内の12月度に公表された行政処分は
・トラック 4事業所
でした。
また、4事業所の合計違反数は22件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約5.5件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
北陸信越運輸局では、通報なのか、事故なのか等、監査端緒の記載がみられませんでした。
令和2年9月9日、監査実施。6件の違反が認められた。 |
令和2年2月12日、監査実施。8件の違反が認められた。 |
令和元年10月8日、監査実施。3件の違反が認められた。 |
令和2年9月1日、監査実施。5件の違反が認められた。 |
違反ワースト1位(小項目)は、乗務時間の告示違反
全72件の中身は、以下の違反となっておりました。
乗務時間 改善基準告示違反がもっとも多く違反認定されています。
ワースト1位(大分類)は、点呼。
安全規則の項目単位で大分類すると、ワーストは点呼でした。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
さらに、大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
<対面点呼×IT点呼システム> ご紹介
記事表紙のアイコン出典:北陸信越運輸局ホームページ 業務紹介
https://wwwtb.mlit.go.jp/hokushin/content/000103755.pdf
の表紙から加工
写真と記事本文は直接関係ありません