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減らない指導監督違反・点呼・乗務員台帳違反半数を下回る日は来るのか!?(九州運輸局の2月、3月度監査結果)

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2023年2月度、3月度の九州運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、2ヶ月分のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約7件

九州運輸局管内の2月度、3月度の行政処分は 

・トラック 7事業所
・バス 7事業所
・タクシー 5事業所



合計19事業所でした。

 (前月1月:7事業所)

また、19事業所の合計違反数は112件でした。

事業所あたり違反数の平均は、約6件というところでしょうか。
2ヶ月分の累計のため違反件数は1月度より多いですが内訳として
2月に25件、3月に87件と3月の違反件数が際立っている状況でございます。

 

断トツ指導監督実施or記録義務違反がTOP。
運転者台帳記載不備に常連の点呼関連も上位に...

112件の中身は、以下の違反となっておりました。

「指導監督実施or記録義務違反」は1月から依然変わらずTOPに位置。
その他については様々な事象がありましたがアルコール検知器備え付け義務違反があったことが印象的です・・・
次点に「運転者台帳記載不備」が位置しております。
指導監督や運転者台帳を正しく管理するにはどうすれば良いのか。
今一度運行管理者としての業務を見直す必要があるのかもしれません。

 

大分類で見ると、指導監督・適性診断、点呼、運転者台帳にて全体の半数以上

上記の項目だけで64件の違反になります。
点呼関連の違反は何か欠けていると芋づる式に違反が掘り起こされていくため毎月多い状況です。
点呼が行えていない現状をどのようにしていくか・・・企業の対応が求められます。

指導監督、点呼は毎月上位の常連となっております。
出来る限り運行管理者の負担を増やさず尚且つ違反なく業務を遂行するために...
何が必要か考えることから初めてみましょう。

 

運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?

当月は82%が運行管理者の業務内の違反となっておりました...
1月度と比較すると割合は低下しておりますがやはり多い現状です。

運行管理者の業務部分を改善することができれば当月でいえば82%は解決できる課題となっておりま すので、今一度改善に向け行動を起こしましょう。

 

点呼・運転者台帳の管理をまとめて・・

乗務員台帳や点呼記録簿を書類ベースで管理しているため、運行管理者として負担が大きい...
アルコール測定結果もついでに一括管理できないか...
などと考えておりませんか?

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今のままでは業務遂行が厳しい、新たなシステムの導入を検討している等興味があれば弊社へ問い合わせを頂ければ幸いです。

https://transport-safety.jp/archives/12203
https://lpfo.tokai-denshi.co.jp/


<写真と記事本文は直接関係ありません>