乗務時間等基準告示の遵守違反が目立つ?(四国運輸局2023年1月~3月度監査)
毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2023年1月~3月度の四国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
少し前の情報にはなりますが、2023年1月~3月の行政処分の情報をお伝えいたします。
いち運輸局の、一部分を切り取ったサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
四国の監査件数は、17事業所92件
四国運輸局管内の2023年1月~3月度の行政処分は
・トラック 13事業所 (1月:1件、2月:6件、3月6件)
・タクシー 1事業所 (1月:1件、2月:0件、3月:0件)
・乗合バス 1事業所 (1月:0件、2月:0件、3月:1件)
・貸切バス 2事業所 (1月:2件、2月:0件、3月:0件)
合計17事業所でした。
違反件数は92件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約5.4件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。
違反ワースト1位(小項目)は、乗務時間等基準告示の遵守違反でした
92件の違反内容は、以下となっておりました。
ワースト1位は 乗務時間等基準告示の遵守違反でした。
続いてワースト2位が点呼記実施義務違反、ワースト3位が運転者への指導監督実施or記録義務違反になります。
どれも毎月上位を占める違反ばかりですが、2024年4月より乗務時間や拘束時間が変更となっていますので、
より一層注意が必要です。
違反ワースト1位は点呼系。
大分類でみると、ワースト1位は点呼系による違反でした
ワースト2位には乗務時間、ワースト3位に指導監督・適性診断が入っており、
この3つが違反の大半を占めています。
どれも人手不足の影響から来ていると思われ、非常に深刻な状況ということが見て取れます。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
人手不足による点呼のヌケモレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼や運転者台帳といった記録のヌケモレをなくす方法の1つに、DX化することがあげられます。
人でなくともできることはDX化を図り効率を上げていく必要があります。
東海電子では業務後自動点呼に対応したe点呼セルフを販売しております。
業務後の点呼に人を割くのは辞めて、ロボットに点呼を取らせてみてはいかがでしょうか?
無料ウェビナーの開催や、ご訪問の上での商談も承りますのでお気軽にお問い合わせください。
<写真と記事本文は直接関係ありません>