0円検知器 VS 30万円検知器。どうやったら勝てますかね?
最近、アルコール検知器はタダで手に入るらしいです。
お客様が次々とゼロ円のアルコール検知器を選ぶなか、「30万? なんだその価格? 詐欺か?」と言われることもしばしば。
30万円以上もするアルコール検知器は、どうやったらゼロ円のものが並ぶ中、お客様に選んでいただけるのでしょうか・・?
ムリだよ。現実を見なよ。そんな価格で売れる時代は終わったんだよ!
ああ、そうなんですかねえ。やっぱり。
デフレの時代だから仕方が無いんでしょうかねえ・・・。
価格競争のなかで生き残ってゆくしかないんでしょうかねえ・・・。
市場は「安くて良いモノ」を希望しているんでしょうかねえ・・。(さすがに、安けりゃナンでも良いとは思ってないと思いますが)。
さて、今回は、ここ1ヶ月でアルコール検知器販売の現場で見かけた2つの「0円パターン」について思うところがありまして・・。
0円パターンその1 安全運転管理者協会による「タダ配り」。
2011年前後、バス・トラック・タクシーに対してアルコール検知器を義務づけた際、いわゆる業界団体(バス協会、トラック協会、タクシー協会)によって、「無料でアルコール検知器を配布」という光景が見られました。
最近、各地の安全運転管理者協会がアルコール検知器をタダで配っているという話を聞きます。
あ、11年前のあの頃見かけた光景だ・・・。この既視感・・。
協会としては、会員への会費の還元、検知器の普及に貢献といったところなのでしょう。確かに、決して間違ったことをしているとわけではありません。
ただ、ひとつお願いがあります。
もし配布するものが、アルコール検知器協議会の検定制度の合格品 である場合、検定制度の販売ガイドラインという項目に則って、「14項目」の説明を、配布企業にお願いしたいです。お客様からすると、協会や団体は「0円で売ってくれた販売会社」に相当します。
2.4 製造事業者による販売事業者への説明責任ついて
申請する事業者が製造事業者の場合であって、販売事業者の1次ルート、2 次ルート等、複数流通経路が存在する場合、販売契約や営業協業の取り決めの際、2.2 の販売ガイドラインに関する規定ついて、説明責任を果たすこと。
販売ガイドライン14項目とはコレです。
0円パターンその2 実はID課金orスマホアプリ代等に、含まれている。
いまどき、ほとんどの消費者はゼロ円ケータイや、スマホの料金体系に慣れているので、本当にモノがタダであると無邪気に信じるひとは少ないと思います。
ましてや、企業向けのアルコール検知器で、ID課金もスマホ通信代もかからない「0円」はあり得ません。
いずれのパターンであっても、当社のアルコール検知器販売チームとしては、「0円」には、本当に勝てません。
価格での競争はほんとにお手上げ状態で、土俵にすら乗せてもらえない状態なんですよね。
どうしよう・・。(ため息)
0円に対抗できる、ALC-PRO2(30万くらいの検知器)の価値とは?
ALC-PRO2という機種がございます。
もう18年も販売され続けている当社の標準的なPCタイプ、フラッグシップモデルです。
クルマでいえば、カ○ーラとか(古いですね)・・?
あらためて、「0円に勝つ売り文句」を考えてみました。
日本でいちばん、タケえ。
おそらく、「タッケー!」と、日本でいちばん言われている検知器です。
検索すると、「業界最安値」とか、見かけますが、当社は逆で行きます。
「業界最高値」。
購入予定の方は、アルコール検知器の価格比較表をつくることでしょう。そこで、かならず「最も高い」とされ、価格競争予選では必ず敗退する機器です。
別名、「営業の心が折れるほど高い・高いと連呼される検知器」。
でも、自分たちではこれでもまだ安いと思っているんですけどね・・。値段以上の価値がほんとはまだまだあるんですよ。
日本でいちばん、デカイ・重い・場所とる検知器。
3拍子揃ってます!
いまどき、こんなデカイ検知器はそう見かけません。
「持ち運べない」「持ち帰れない」「家で使えない」「検知器どこにしまったっけ? があり得ない」「点呼場スペースとりすぎ」
これれらもまたユニークな特徴なのではないでしょうか。うん。たぶん、そう。
日本でいちばんダサイ。
いやあ。そんなに言わなくても、というくらい、言われます。
「このデザイン、なんとかならない?」 → (東海電子営業: 苦笑い・・ )
最近の小型のアルコール検知器は、スマートでスタイリッシュですからねえ。
「このデザインはあり得ない」とまで言われます(そんな言い方しなくても・・)。
でもごくまれに「この無骨な感じが良い」と言ってくれます♡♡。
その言葉に励まされながら、日本でいちばんダサイ検知器という称号を甘んじて受け入れます。
日本でいちばん、「スーツケースかよ!」と言われる検知器
あ、営業活動のことです。もうほんと、デカすぎて、PCもありますしIT点呼まで説明するには、スーツケースでもってかなきゃいけないんですよ。
「スーツケースできた検知器営業はじめてみた」
はい、有り難うございます。そう言われると、うれしいんですよね。誇りです(同情を買っているわけではありません)。
けっこうインパクトがあるらしくて(われわれ社内では伝統的で普通です)、10年以上たっても言われるそうです。
日本でいちばん、とりせつが分厚い&種類が多い。
アルコール測定器としての基本性能を、42ページ分、熱く語っています。
検知器の機能を語り尽くす、42枚。
これだけではありません。
120枚、大河ドラマか?
点呼時のアルコールチェックとして必要な機能がだいたい入っています。
アプリ機能どんだけ? 72枚
点呼編、さらに112枚。
いやあ、実は、これでもまだ一部でして・・。
如何でしたでしょうか。30万円の検知器の 売り文句・・。デカい・重い・古くさい・スーツケース。安いですよ! 的な営業トークに飽きている方はぜひ、お声がけください。
さて交通関係のみなさん、こんなふうな30万検知器を、0円のものを差し置いて購入する気になりましたでしょうか?
やはり、そんなに機能要らない、とにかく安くて良い小型のモノを! という感じでしょうか・・。
やはり当社のドデカい無骨なデザインで小型でスマートな検知器の市場で戦うのは厳しいかなあ。
ということで・・
あらためまして、こんにちは。
デカくて持ち運べなくてデザインが古くさい(レトロ家電?!)
ALC-PRO2の製品特設サイトへどうぞ。
アルコール検知器は、電子部品をひとつひとつ購入し、お客様の現場で誤差がでないよう(感度が落ちないよう、感度が高すぎないよう)出荷検査をしているハードウェアです。
当社では、いつ、どこで、社内の誰が検査をしたのか? すべてのトレーサビリティを担保しています。
アルコール検知器の最大の意味は、飲酒運転抑止の『威力』です。
お酒好きなドライバーさんには申し訳ないですが、30万円のものをナメんなよ! と言いたい。
覚悟してALC-PRO2の前に立って下さい! と。
当社では長らく「対面販売」を心がけています。30万円のものは目の前で「技術営業」が製品説明を行った上でご購入いただきます。
そして、お客様の声に耳を傾け、がむしゃらにものづくりをしてきました。
そうしているうちに、いつのまにかたくさんの機能が入ることとなりました。
こんな暑苦しいものづくり魂を、是非手にとって見てください(持てませんけど)。
高い。ダサい。重い。コレは開発者の飲酒運転撲滅の想いなんです。
アルコール検知器はハードウェアです。ものづくりは、タダでは出来ません。
みなさま、ものづくりに、お金を払って下さい。もちろん、30万円の方に・・。
無駄な買い物をしたとは、言わせません!
興味ある方、ご連絡をお待ちしております。
レトロ家電を好む方って、けっこういらっしゃるんですよ。
ALC-PROⅡのお客様
(お使いの方には失礼な 売り文句を言ってしまい申し訳ございません。引き続きご愛顧を宜しくお願い致します。)
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