続・IT点呼メーカーの選び方(2022年版)、もしくは 遠隔点呼メーカーの選び方
IT点呼、遠隔点呼、遠隔地IT点呼メーカー
令和4年度 ”ITを活用した遠隔地における点呼機器(国土交通大臣が認定した機器一覧)” が公表されました。
ITを活用した遠隔地における点呼機器
さて、今年4月から「遠隔点呼」が始まりました。
おそらくですが、ここにある一覧のうち、「遠隔点呼」と概略に記載しているメーカー・機種が、実質、「遠隔点呼」機器に該当するのではないでしょうか。
では、何社、何機種あるかというと・・・。上記を是非ご確認ください。
IT点呼メーカーが、減った?
おや、年々増えていたIT点呼メーカーですが、昨年よりメーカー数が減ったようです。
昨年は、11メーカー12機種でしたが、今年は、9メーカー10機種のようなのです。
IT点呼メーカーは当面、増えることはあっても減ることはほぼないと思っていましたが・・・・。
さて、価格で選ぶ?
前回、各社の価格体系をしらべて記事にしてみました。
・・・前回作成してみての感想は
「どれが高いのか、安いのか、よくわからない!」
といったものでした。
これでは記事にならないので・・・
「IT点呼メーカーの、選び方(対応検知器の数・価格・持費編)」
「IT点呼メーカーの、選び方(運用サポート費)」
「IT点呼メーカーの、選び方(クラウドかオンプレか)」
「IT点呼メーカーの、選び方(点呼以外の拡張性)」
と歯切れの悪い選択基準を提示させていただきました。
さて、2022年以降は、かなり様子が違ってきました。
強力な選択基準が加わったと当社は考えます!
ズバリ選択基準は1択
トラックのIT点呼は、Gマーク事業所(相当含む)という優良性条件が必須です。
ここ数年トラックのIT点呼ユーザで見かけてきたのが、「XXXが理由でGマークが外れたので、IT点呼を中止し、対面点呼に切り替える」という実例です。もはや日常的な風景とすら言ってもいい実態です。
このような場合、せっかくのIT点呼投資も、使われないのでは、投資回収が遅れます。というか、本当にもったいないですよね。
方や、2022年4月にスタートした遠隔点呼は、Gマークは必要ありません。
つまり、Gマークがあろうがなかろうが、途中でGマークを中断することになっても、「遠隔点呼体制」を維持できます。
「IT点呼製品を遠隔点呼製品に買い直す」とか、Gマーク申請し直してIT点呼申請をし直す、といった必要はございません。
はじめから「遠隔点呼に対応出来るIT点呼機器やメーカー」を選んでおけば、すべての点呼態様に下位互換しますので、IT点呼も対面点呼も遠隔地IT点呼にも自由自在に切り替えられます。(もちろん、支局への申請手続は必要です。が、優良性マーク関連は問われません)
ということで、2022年版 IT点呼の選び方 1択とは・・・
「遠隔点呼を実施する予定があるか、ないか?」
コレだけで良いと思います!
遠隔点呼がよくわからないという理由で、迷われている方。
遠隔点呼の真の可能性に気付いた時に、手元に買い換えなければならないIT点呼機器が目の前にあった場合、どんな気持ちになるでしょうか? 余計なお世話? そうかもしれませんが・・・。
まずは気軽に動画をご覧ください。
そして、国土交通省が事業者に促している、遠隔点呼の真の可能性については、こちらをじっくりご確認ください。