関東運輸局2021年7月度監査~4件も飲酒運転がきっかけで監査へ
毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年7月度、関東運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均7.0件
関東運輸局管内の7月度行政処分は、
・トラック 24事業所
・タクシー 3事業所
・乗合バス 2事業所
・貸切バス 2事業所
合計31事業所でした。
また、31事業所の合計違反件数は219件でした。
1事業所あたり違反数の平均は約7.0件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
この月の関東運輸局管内では、以下の理由を端緒として監査が行われました。
残念ながら、酒気帯び運転・酒酔い運転が4件という結果に。
違反ワースト1位(小項目)は指導監督、続いて「点呼実施義務違反」
1位は今月も「指導監督実施or記録義務違反」、2位は「点呼実施義務違反」となりました。
「アルコール検知器備え義務違反」が1件。今までどのように点呼していたのでしょうか。
アルコール検査を行っていない運転士が運転しているトラックが街を走行していると思うととても怖いですね。
違反ワースト1位(大分類)は指導監督、2位点呼、3位乗務記録
ワースト上位には、日々の業務「記録」に関わるものが多くみられます。
紙管理から、データ管理に移行すればもっと簡単に抜け漏れを防ぐことが可能になります。
弊社製品でデータ管理しませんか?
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
点呼モレ・記載ミスを無くすためには・・
点呼のミスを無くすためには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をご提案します。