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東北運輸局の監査結果(2021年2月度)

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2021年2月度、東北運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均3.7件

東北運輸局管内の2月度の行政処分は

・トラック 5事業所
・タクシー 2事業所
・貸切バス 0事業所
・路線バス 0事業所

合計7事業所でした。

また、 7事業所の合計違反数は26件でした。

1事業所あたり違反数の平均は、約3.7件というところでしょうか。


監査のきっかけは?

ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか? 

この月の東北運輸局管内では、以下の理由を端緒として監査が行われました。


違反ワースト1位(小項目)は、指導監督。

 

全26件の中身は、以下、11種類の規則違反となっていました。

ワースト1位の指導監督が群を抜いて多いことがわかります。

さらに、「乗務時間・点呼」という「安全運行を行うのに欠かせない事」での違反も多い。という事も分かってきました。


違反ワースト1位(大分類)は、指導監督、2位に乗務時間、3位に点呼

 

・ワースト1位 指導監督
・ワースト2位 乗務時間
・ワースト3位 点呼

相変わらず「指導監督・適性診断」が多いですが、「乗務時間」が多いのが気になります。


運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?

書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。


指導監督モレをなくすために・・

・乗務員さんが3年に1回の受診で良いので忘れがちな「一般診断」
・日常的に行うことでこそ、効果が出てくる「危険予知トレーニング」

どちらも重要ですが、忙しい管理者の皆様にとって手間や時間が掛かります。

弊社では「ドライブシミュレータACM300」のレンタルサービスをご提供しております。

仲の良い企業様同士で共同利用して、手間や時間の少なさを実感してみては如何でしょうか。

https://transport-safety.jp/archives/4221


乗務時間等告示遵守違反をなくしていくためには・・


一般的には

・「デジタルタコグラフ」
手間をかけずに、「乗務時間」「休息時間」「拘束時間」などを把握・記録

・「運行指示書作成システム」
運行経路・運行時間・休憩場所などを自動で検索→乗務時間超過のない指示書の自動作成

など、誰がやっても間違いなく均一に作成・把握・記録→最終的な判断・管理は運行管理者の皆様で。

何かと多忙な運行管理者様でなくても「作成・把握・記録はできる体制作り」が大切です。


点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・

点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。

点呼システムを使用すれば、
点呼実施者による法令解釈の違いや、点呼方法の均一化は実現できます。

またシステムを「提供する側のスキル・対応」と
「使用する側の意識」如何で、均一化以上の効果を上げることも可能です。

その秘訣とはいったい・・・

それは弊社のWebセミナーを受講頂き、お客様なりの答えを出してみてください。

https://transport-safety.jp/archives/5412