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九州運輸局の監査 端緒不明だが平均7.2件違反(2020年12月度)

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2020年12月度、九州運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均7.2件。

九州運輸局管内の12月度の行政処分は

 ・トラック 5事業所
 ・タクシー 3事業所
 ・貸切バス 1事業所
 ・路線バス 1事業所

合計10事業所でした。



また、10事業所の合計違反数は72件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約7.2件というところでしょうか。


 

監査のきっかけは?

  

他の運輸局の公開情報では、「~を端緒として」という、監査実施の理由が記載されていますが、九州運輸局の公開情報は以下のみで、監査端緒を確認することができませんでした。

令和2年11月9日、監査実施。1件の違反が認められた。
令和2年12月2日、監査実施。2件の違反が認められた。
令和2年11月12日、監査実施。3件の違反が認められた。
令和2年12月3日、監査実施。1件の違反が認められた。
令和2年10月22日、監査実施。1件の違反が認められた。
令和1年10月7日、監査実施。11件の違反が認められた。
令和1年6月20日、監査実施。21件の違反が認められた。
令和2年10月7日、監査実施。9件の違反が認められた。
令和2年7月29日、監査実施。6件の違反が認められた。
令和2年9月28日、監査実施。8件の違反が認められた。
令和2年2月3日、監査実施。9件の違反が認められた。

 

 

  


違反ワースト1位(小項目)は、指導と監督

全72件の中身は、以下の違反となっておりました。

 指導監督が圧倒的ワースト1。

 

 

ワースト1位(大分類)は、指導監督・適性診断、2位は運転者台帳。


さらに分けると・・

 




 

運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?

さらに、大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。




 



指導監督のモレをなくすために・・

 

一般診断を、ついうっかり未消化にしてしまうことが多いようです。


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https://transport-safety.jp/archives/4221

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https://transport-safety.jp/archives/2184

デジタル運転者台帳をヌケ・モレ防止に活用


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<写真と記事本文は直接関係ありません>