来年、AI点呼機器の認定制度はできるのか?
昨日、令和3年度の国土交通省の予算案(概算)が閣議決定されました。
https://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin201221.html
運行管理(点呼)の高度化
これにともない、概算要求→正式な来年の予算化が決まり、ほぼ、この内容で施策が実施されることになります。
この中のP6に
拡大してみましょう。
もうすこし拡大を。
対面より高い水準! さりげなく、すごいこと言ってます。
運行管理者(ヒト)は、がんばらねば! 運輸6法、労基法に詳しい運行管理者の資格をもっているのに、資格ナシのロボットに負けるわけにはいかないのでは??
2021物流施策大綱における、AI搭載点呼機器
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/seisakutokatsu_tk_000040.html
現在、年内をめどに大綱作成が進められています。
本文
P14に、
同じように「AI等を搭載した点呼機器の認定制度を構築」という表現があります。こっちは、もう一歩踏み込んで、
” 認定を受けた機器を使用した場合は、非対面の点呼が行えるようにするなど、デジタル化に資する取組について規制緩和や手続の特例を検討する。 ”
注意が必要です・・。
デジタル化は日本企業にとっては生産性との戦いでもあります。
安全確保が強く義務づけられている業界とはいえ、「世の中にあるIT、デジタル技術を使う権利」を、中小事業者から奪ってはなりません。
こんなことをしていたら、アジア、世界の技術革新の流れから取り残されてしまいます。
決して、Gマークをからめる等、これまでの制度設計の延長に固執せず、ゼロベースで、もっとも効果の高い制度にすべきと思います。