タクシー特措法の結果。準特定地域ビフォーアフター速報値。特措法、ずっとこのままでライドシェアの議論するの？

3年ごとにこの法規の成果や経過を報告することになっているという。

冒頭より

改正タクシー特措法により、道路運送法に基づく「新規参入は許可制、増車は届出制」という規制緩和の原則は維持しつつ、タクシー事業が供給過剰であると認められ、タクシー事業の適正化及び活性化を推進することが特に必要であると認める地域について、国土交通大臣は、特定地域として指定することができることとされ、当該地域においては新規参入及び増車は禁止することとされた。 また、タクシー事業が供給過剰となるおそれがあると認められ、タクシー事業の適正化及び活性化を推進することが必要であると認める地域について、国土交通大臣は、準特定地域として指定することができることとされ、当該地域における新規参入の審査が厳格化されるとともに、増車は認可制とされた。

準特定地域で82％

準特定地域は、改正タクシー特措法に基づき、タクシー事業が供給過剰となるおそれがあると認められ、タクシー事業の適正化及び活性化を推進することが必要であると認める地域について、国土交通大臣が指定するものである

準特定地域については、平成26年１月に155地域を指定した後、このうち一部が特定地域となり、その後に再度準特定地域となったため、２地域減少するとともに、新たに計33地域を準特定地域に指定する一方、計42地域について需給状況等の改善により準特定地域の指定を解除したことから、令和5年10月時点で144地域となっているところである。

車両数ベースでみると、準特定地域は全国の約82%を占めているという。

今後の方向性

4. 今後の方向性
   改正タクシー特措法の運用により、タクシー車両の減車等の供給過剰対策や配車アプリの導入等の生産性向上策等の実施によって特定地域及び準特定地域の指定に係る指標となっている１日１台あたりの営業収入が改善する効果が認められる一方で、新型コロナウイルス感染症の影響を受け輸送需要が減少し、タクシー運転者の年間賃金は全産業平均に比して低水準に留まっている状況が継続しており、タクシー運転者の労働環境が改善したと評価することは困難な状況にある。
   
   このため、運賃改定を通じた労働環境の改善や、デジタル技術（配車アプリ等）の活用を通じた多様なニーズへの対応を推進するとともに、定期的な施行状況等のフォローアップを行い、施策の進捗と効果を検証していく。

準特定地域　ビフォー　アフター　速報値

速報（と言ってもR5年　昨年度）が出ております。
タクシー事業の準特定地域における輸送実績（速報値）の公表について
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000436.html

１日１台あたりの営業収入。

営業収入とは、「タクシー車両の減車等の供給過剰対策や配車アプリの導入等の生産性向上策等の実施によって特定地域及び準特定地域の指定に係る指標となって」います。ビフォー　アフターを見てみましょう。

すこし見にくいので、ランキング方式に変えてみますね。

ビフォー　平成13年時点の営業収入　ランキング

アフター　令和5年時点の営業収入　ランキング

アフター　H13と比べて令和5年時点、営業収入減った？　ランキング

これは、供給規制や減車をやっても　ちっともよくなかったところランキング？
それとも、供給規制、減車をやってもらって、ラッキー！　だったところランキング？

この結果と、自家用車活用事業の申請地域の相関、ありやなしや？

タクシー足りてない？　足りている？　足りてないのは誰のせい？

それはあれだ、コロナ？　特措法？