飲酒運転の被害者遺族自らが「アルコール・インターロック」を装着し必要性を訴える。
2011年福岡県粕屋町にて、高校生だった息子さんを飲酒運転の事故により亡くされた山本美也子さんは、自ら「アルコール・インターロック」を装着し、物理的に飲酒運転を無くす啓もう活動に取り組んでいます。
NPO法人 はぁとスペースの代表でもある山本さんは、この13年間「思いやりで社会を変える」との大きなテーマを持って、飲酒運転撲滅に向けての活動を行ってきました。
しかし現在、飲酒運転は増加傾向を辿っています。
特に福岡県は“異常な飲酒運転検挙数”といっても過言ではありません。
【福岡県警察】飲酒運転による交通事故発生状況(毎月更新)
https://www.police.pref.fukuoka.jp/kotsu/kotsukikaku/toukei/057.html
全国的に見ても、警察官、消防隊、自衛官、教員など職種を問わず飲酒運転による検挙が続く中で、
もはや「まさか」と思わなくなり「またか」と思ってしまう現状を食い止めなくてはなりません。
山本さんはこれまでの活動を通して「思いやりで社会を変える」には限界があると感じています。
現実を直視した解決策として、お酒を飲んだらエンジンがかからない「アルコール・インターロック」
の普及と義務化が必要不可欠であると考え、まずはご自身が運営するNPO法人はぁとスペースの車両2台に機器を装着されました。
世界的にも飲酒運転違反者へアルコール・インターロック義務付けが増えている背景からも、
日本も早急に法制化の仕組みを取り入れて「物理的な力で社会を変える」必要性を訴えられています。
日本には大量の飲酒運転者がいる事実を知ってください
https://alcohol-interlock.com/
NPO法人 はぁとスペース
フリーペーパー「TOMOs(ともす)」のバックナンバーはこちらから
https://heart-space.net/katsudou/tomos/