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半数が点呼実施義務違反(近畿運輸局2021年11月度監査)

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2021年11月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約4.1件

近畿運輸局管内の11月度の行政処分は 

・トラック  10事業所
・貸切バス  5事業所
・タクシー  1事業所

合計16事業所でした。

また、16事業所の合計違反数は65件でした。

1事業所あたり違反数の平均は、約4.1件というところでしょうか。

監査のきっかけは?

今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。


違反ワースト1位(小項目)は、点呼実施義務違反。

65件の違反内容は、以下となっておりました。

ワースト1位の違反は点呼実施義務違反でした。
点呼実施義務違反、指導監督違反、乗務時間違反の3つは毎月上位を占めています。

また点呼実施義務の違反があった事業者は8件で、今回対象の半分が違反していました。
詳細をみると多くは「未実施」であり、点呼の体制そのものを確立できていない等の問題が考えられます。

また、今回は運行管理者や整備管理者が受講すべき講習に関する違反が過去に比べ多くみられました。

違反ワースト1位は点呼が続く。

今月も大分類でのワースト1位は点呼でした。
点呼、指導監督違反は他の違反に比べて2倍以上もの違反件数がある状態を継続してしまいました。

点呼や指導監督は法令の中でも特に重要な部分であるからこそ、
監査が厳しく入っているのかもしれません。

運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?

書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
今回は過去のデータと比較して、届出等、その他の部分の割合が大きくみられました。


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