中部運輸局管内、5月度行政処分ワースト1も点呼
毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年5月度、中部運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均6.75件
中部運輸局管内の4月度の行政処分は
・トラック 15事業所
・乗合バス 3事業所
・タクシー 2事業所
合計 20事業所でした。
また、20事業所の合計違反数は135件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、6.75件でした。
昨年11月のサンプリング開始以来、違反数は最多‼
監査のきっかけは?
なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
前回最多だった重大事故が5月も4件と事故端緒による監査が同数でした。
また、監査方針による監査が大きく増えていることも特筆すべき点です。
違反ワースト1位(小項目)は、5月も点呼の実施義務違反。
全135件の中身は、以下、23種類の規則違反となっていました。
「点呼実施義務違反」が最多でした。
次いで、「乗務時間等基準告示の遵守違反(3条4項)」が多くなっています。
3ヶ月続けて違反ワースト1位(大分類)は、「点呼」、2位は「指導監督・適性診断」でした。
・ワースト1位 点呼
・ワースト2位 指導監督・適性診断
・ワースト3位 事業計画・報告
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
<対面点呼×IT点呼システム> ご紹介