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点呼よりも運転者台帳違反が多く指摘(四国運輸局監査2020年11月度)

 

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2020年11月度、四国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)事業者、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均 3.8件。

 

四国運輸局管内の11月度の監査対象事業所はかなり少なく、以下5事業所でした。

 ・トラック3事業所
 ・タクシー1事業所
 ・貸切バス1事業所


 



また、5事業所の合計違反数は19件でした。1事業所あたり違反数の平均は、約3.8件というところでしょうか。同月の中部運輸局関東運輸局近畿運輸局の監査と比べると、四国は随分少ないですね!! 

同月11月で、運輸局ごと違反総数

関東 256件 > 中部 92件 > 近畿 33件 > 四国 19件

さすがに四国の事業所数自体が東名阪ほど多くはないので、この19件というのは当然な気もしますが・・


  

違反ワースト1位(小項目)は、運転者台帳

 

19件の中身は、以下、11種類の規則違反となっていました。

ワースト1は、運転者台帳、次いで、乗務時間、点呼(実施)、点呼(記載不備)・・。

 

違反ワースト1位(大分類)も、運転者台帳でした。

 

シンプルに大分類でわけると、こんな感じです。


ワースト1位 運転者台帳
ワースト2位 点呼
ワースト3位 乗務時間の改善基準告示違反

特徴が出ました。

「中部、関東、近畿では必ず上位にきていた「指導および監督」が一件もない」


総評

総評を1枚の絵にしてみました。


今回は若干サンプル数が少ないですが・・なさん、どう思われますか?

運行管理者の重要な業務が・・・

選任された運行管理者は、何が忙しくて、本業である「運行管理者の業務(貨輸送安全規則20条・旅客運輸規則48条)」に集中できない状態にあるのでしょうか?

それとも、法令・行政・規則がもはや古く、運行管理者はペーパーワークで忙しく、ドライバーと話す時間がないということ・・? それとも、事故対応(事後対応)で忙しい? 


クラウド運転者台帳・デジタル運転者台帳


そもそも、みなさん、安全の主役であるプロドライバーについて、どれだけご存じでしょうか。スキル、既往歴、運転適性、指導監督履歴・・。

所長や運行管理者の方は手元の台帳でご存じでしょうが、本社の方はどうでしょうか? 

最近、便利なものがありまして・・。
是非、クラウド運転者台帳『Karte-PRO(カルテプロ)』をご検討ください。

https://tokai-denshi.transport-safety-platform.com/


https://transport-safety.jp/archives/774