もしもトラックが止まったら。
現在、日本のトラック輸送業界では、いよいよ2024年問題が 顕在化しつつあるようです。
全日本トラック協会の 2024年問題の特設サイトでは、国民に対して強く警鐘を鳴らしています。
https://jta.or.jp/logistics2024-lp/
なかでも
”2030年には34.1%不足する可能性がある”
という警鐘がもし本当になるとしたら社会にとっては大きな影響があります。
当日、翌日配達の宅配サービスが受けられないかもしれない
水産品、青果物など新鮮なものが手に入らなくなるかもしれない
Nothing without Trucking 日本版。
とてもわかりやすい映像があります。日本らしく、アニメで理解しましょう。
トラックなくしてわれわれの国民生活が成り立たないことが、本当によくわかります。
さて、最新の輸送統計は 令和6年3月版です。つまり、2024年4月 前夜ですね。
これによれば・・。
1.貨物輸送量
(1)当月の輸送トン数は、332,772千トン(前年同月比0.9%増、2019年同月比6.9%減)であった。なお、営業用は221,484千トン(前年同月比2.0%増、2019年同月比9.4%減)、自家用は111,289千トン(前年同月比1.4%減、2019年同月比1.3%減)であった。
(2)輸送トンキロは、20,758,201千トンキロ(前年同月比5.4%増、2019年同月比1.4%増)であった。なお、営業用は18,738,068千トンキロ(前年同月比8.5%増、2019年同月比2.7%増)、自家用は2,020,133千トンキロ(前年同月比16.6%減、2019年同月比9.1%減)であった。
2024年問題サイトでは、「34%」輸送能力不足だという。
マジで34%落ちると、結果的に、この統計実績も、たとえば2030年4月統計は、2024年比で、65%輸送実績になる・・・という見立てでしょうか。
それとも、他の指標、例えばその34%が結果的に、企業倒産なのか、トンなのか、トンキロなのか、トラックドライバーの賃上「円」として現れるのか・・・。
2024年問題のキーインデックスって、結果的にどれを追ってゆくのでしたっけ?
公式には、道路運送法にもとづく 「自動車輸送統計速報」 ですかねえ。。