トラック業界の点呼実施率は?正しい点呼のやり方とは?
先般、トラック協会から、点呼に関するDVD動画が公開されました。
https://www.jta.or.jp/kotsuanzen/anzen/tenko_dvd.html
トラックドライバーによる飲酒運転が、ここ1、2年、下落どころか増加傾向にアル現実を踏まえ、トラック業界としてあらためてアルコールチェックの確実な方法と、点呼の確実な方法を啓発したものです。
ビデオの中にある「点呼に関する調査」によれば、
○点呼未実施について
・一部点呼未実施 54.7%
・中間点呼未実施あり 24%
○不適切な点呼の中身
・電話点呼あり
(対面点呼すべきところを電話点呼でで済ませてしまうという意味化と)
25.6%
・点呼のタイミングが不適切 25%
・セルフ点呼あり 14.9%
とあります。
点呼に関しては、まだまだ業界として大きな課題を残していることがわかる数字です。
今回公開された動画は、輸送安全規則上の点呼の解釈をきわめて忠実に正確に具現化されており、これ以上わかりやすいものは他にないと思われます。
全編30分になりますが、
・対面点呼(乗務前)編
・電話点呼(中間点呼)編
・対面点呼(乗務後)編
と、点呼モードごとに分かれており、理解しやすくなっています
点呼の解釈 一部抜粋
今回の動画は対面と電話点呼ですが、同規則で、IT点呼、遠隔地IT点呼という方式も規定されていますので、是非次は、「確実なIT点呼・遠隔地IT点呼の実施方法」のDVD制作を切望いたします。
・IT点呼(乗務前)編
・遠隔地IT点呼(中間点呼)編
・IT点呼(乗務後)編
と、こんな感じでしょうか。
現在、事業者にとって、IT点呼や遠隔地IT点呼の理解は、
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03safety/resourse/data/construction_kamotsu.pdf
にある6ページ(P6~P11)もの「解釈」を自ら理解するか、国土交通省の過去の報道資料を検索し、緩和の歴史から、古くない、最新の規則に合致した「絵」を探し当てなければなりません。体系的かつ最新版として整理された、点呼規則は、「解釈文書を解釈するリテラシー」が必要な状況です。
自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル《第2編 本編:一般的な指導及び監督指針の解説》
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03safety/resourse/data/truck_honpen.pdf
ここに、解釈にあるP6~P11が解説されていれば良い
一応 、当サイトでも、点呼関連の簡単なガイドを準備しておりますが、なかなか難儀しております・・。
年明けあたりに、点呼についてあらためて体系的に理解できるようなセミナーを開催予定です。
以下、参照ください。