実は運行管理者は、足りている? の件、その2。
若干古い話で申し訳ありません。
2年前のことです。
ドライバー足りていない話題がてら、いつのまにか「運行管理者が足りていない」という言葉が増えてきまして、気になってセミナー時にお客さんに聞いてみたりしたところ、「いや、そうでもないな」という感じでした。なので、以下のような記事を3年前に書きました。
数字で見る、運行管理者(選任)
あれから3年。統計上は2年分追加された、「運行管理者の数」の統計が公表されています。
数字で見る自動車2023 より.......
10年前(H24)からすると、3業種合計で、3万9000人増えています。(!)
トラックだけで、約3万人・・・。
バス、約1万人増。
タクシー、約1400人減。
コロナ禍中のデータではありますが、さほど運行管理者(選任数)は極端には減らず推移しています。
タクシーは実質横ばいで、バス・トラックは、しっかりと、着実に、増えています。
単純計算で、
1,467,884台(R3) - 1,339,523 台(H24)= 128,361台
12万台増えてはいますが、運行管理者の選任基準からすると、増車にともなう選任増ではない??
事業者数は・・
まあ、このあたりは、しっかりと「事業用自動車総合安全プラン2030」次期検討委員会に、緻密に分析してほしいところですね。
遠隔点呼、自動点呼、運行管理の一元化等、「選任基準」の考え方や、「兼務」の考え方もアップデートしてゆく必要がありそう・・・。