軽井沢スキーツアーバス事故と知床遊覧船事故の共通点。
2016年1月 | 2022年4月 |
軽井沢スキーツアーバス事故調査報告書 (事業用自動車事故調査委員会) |
船舶事故調査報告書 (運輸安全委員会) |
安全・安心な貸切バスの運行を実現 するための総合的な対策 |
旅客船の総合的な安全・安心対策 |
軽井沢スキーバス事故対策検討委員会 | 知床遊覧船事故対策検討委員会 |
この20年の運輸安全企業による事故のうち、忘れようとしても忘れられない事故。
それは本当に、桁違いの事故。
大量旅客輸送の宿命。一瞬で、数人、数十人の命がなくなるという.。これほど「輸送の安全確保」という言葉を実感する現代の事故は他にないと思う。
そして、「運行管理・運航管理」上の問題点が酷似していたということが、安全管理業界に暗い陰を今も落としています。現代において企業経営者は普通に安全を軽視しうるという事実に。
IT化時代まっただ中に起きたこの2つの事故は、何を意味しているのか?
経営の劣化か? 経営者(国民)気質の劣化か? 中小企業を保護しすぎる産業政策のツケか?
軽井沢の裁判はこれから。知床もこれから。検討会が報告書で区切りをつけても、遺族にとっては永遠の現在進行形。裁判とは真実を明らかにすることであるが、企業でいったいどんな行為がなされていたのかがより明らかになり、遺族にとってはより悔しさが増し、悲しみに再び対面するという行いなのだ。