指導監督違反・点呼にて違反項目3割。乗務時間にも注意を。(九州運輸局の1月監査結果)
毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2023年1月度、九州運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約7件
九州運輸局管内の1月度の行政処分は
・トラック 4事業所
・貸切バス 3事業所
合計7事業所でした。
(前月12月:5事業所)
7事業所の合計違反数は47件でした。
7事業所あたり違反数の平均は、約7件というところでしょうか。
12月よりは事業所あたりの違反件数は減少しております。
指導監督TOP。並んで運転者台帳・乗務時間も...
47件の中身は、以下の違反となっておりました。
指導監督実施or記録義務違反、運転者台帳記載不備、常務時間等基準告示の遵守違反3項目がTOPに位置。
次点に点呼の記録義務違反、乗務記録の記録義務違反・不備が位置しております。
乗務時間を守ることが、ドライバーの健康管理、勤続に繋がると考えられます。
また2024年問題が近づいている中で、どう改善していくかが今後の課題となるのではないでしょうか。
3分の1以上を占める指導監督・適性診断、点呼
運行管理者は、運転者に対する適切な指導及び監督を行わなければいけません...
一方で指導監督、点呼は上位の常連となっております。当月分では2項目で全体の1/3を占めており変わらず高い違反率であることが見て取れます。
課題として指導監督・点呼の体制を見直すことから始めませんか?
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
当月は83%が運行管理者の業務内の違反となっておりました...
運行管理者の業務として改善を行えば当月でいえば83%は解決できる課題となっておりますので、
今一度改善に向け行動を起こしましょう。
指導監督のモレをなくすために・・・
運転者指導のポイントは「計画」と「記録」。
運転者指導では「運転する場合の心構え」や「適性に応じた安全運転」など、全部で貨物12項目、旅客11項目が決められています。
毎年、同じ教育資料を使うことで、マンネリ化を危惧されている旅客・貨物自動車事業者様へ、ドライブシミュレーターのレンタルを開始しました、「計画的」に「記録」も残せる、体験・体感型の指導及び監督の手法の活用してみませんか?
+α 点呼忘れを防ぐため
違反行為と言えば点呼違反・・・そう言っても過言ではない程毎月監査で発覚する点呼違反。
点呼といえば解禁されております乗務後自動点呼ですが・・
弊社には国土交通省自動点呼機器に認定いただいている機器e点呼セルフTypeロボケビーがございます。
運行管理者の方の負担を減らし、電子化により記録の抜け漏れを防ぐことができる。
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<写真と記事本文は直接関係ありません>