斉藤国土交通大臣に対しNPO法人はぁとスペースが陳情書を提出。飲酒運転違反者へアルコール・インターロックの義務付けを。
2011年2月9日、山本美也子さんは長男の寛大(かんた)さんの命を飲酒運転の車に奪われました。
寛大さんは高校1年生でした。
「NPO法人 はぁとスペース」を運営している山本さんは、
現在、各地での講演活動やフリーペーパー「TOMOs(ともす)」を発行し、
飲酒運転撲滅を訴える活動を続けています。
“飲酒運転ゼロ実現に向け、国をあげて真剣に考えてほしい”
その思いを胸に、山本さんはこの度、斉藤国土交通大臣との懇談会(意見交換)を行いました。
懇談内容としての一番のお願いは、
「飲酒運転違反者へのアルコール・インターロック取付の実現」です。
アメリカやヨーロッパでは、アルコール・インターロックの社会実装はすでに
効果の高いものとして法整備が進んでいます。
また近年はアジアにおいても法制化の動きがみられ、
台湾では2020年に飲酒運転違反者への装着が義務化されました。
日本でも法制化の話がないわけではありません。
「違反者への強制装着」こそが飲酒運転を無くす近道であるのは確かです。
飲酒運転ゼロが当たり前の社会の実現に、一歩踏み込んでほしい。
山本さんから陳情書を受け取った斉藤大臣からは
「提案内容を検討し、安心できる社会の実現へ尽力します。」とのお約束をいただきました。
飲酒運転は重大な犯罪です。
何人も飲酒をして運転をしたら危険運転致死傷罪が適用されるべきではないのでしょうか。
福岡県の条例を見本にして各県の条例の改正へ向けて努力してほしいとも訴えた山本さんの活動理念は
「被害者も加害者も作らない。」です。
当サイトも、飲酒運転を根絶するために、アルコール・インターロック法制化を目指すためのあらゆる活動を推進します。
日本には大量の飲酒運転者がいる事実を知ってください
https://alcohol-interlock.com/
NPO法人 はぁとスペース
フリーペーパー「TOMOs(ともす)」のバックナンバーはこちらから
https://heart-space.net/katsudou/tomos/