国土交通省が決して「ロボット点呼」と言わない理由。自動点呼 3番目も、ロボットレス自動点呼機器。
国土交通省の乗務後自動点呼機器として、第3号の機器が認定・公表されております。
今回 3番目に登録・公表されたのは、(株)ナブアシスト様の”点呼+(プラス)デスクトップ版" 。
1番目が、”ロボット版”ですので、いわゆる”PC型の自動点呼” でしょうかね。
実証実験で多く使われていた "ユニボさん”のような、いわゆる「ロボット然としたロボ」でなければならないという要件はそもそもありません。
行政からすると、カタカナ言葉を法令(とくに上位法)にいれるのは、ものすごく大変なことです。「ロボット」を公的に、正式に、用語定義しなければならないわけです。AIの定義しかり、ロボットの定義しかり、他の省庁ふくめて、勝手にAIやロボット定義を先走ってしまうと大変なことになるからです。法務省が簡単にはイエスといわないかもしれません。
というわけで(かわかりませんが・・)、「自動点呼」という概念→用語定義にしたと思われます。確かに、このほうが、製品市場が広く、競争も促進されるかもしれません。また、ロボットというと、まだそんなに安くはないので、低コスト自動点が広まるには、「いわゆるロボットっぽいものを使うこと」と決め打ちするよりは、ソフトウェア自動点呼も含めたのほうが無難なのでしょう。
補足すると 自動点呼機器一覧は、こう言えるのではないでしょうか。
実際の仕様については、各メーカーのリンクをご参照ください。