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指導監督・乗務時間の遵守・点呼実施義務違反が上位を占める(近畿運輸局2022年2月度監査)

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2022年2月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約4.5件

近畿運輸局管内の2022年2月度の行政処分は 

・トラック  10事業所
・タクシー  6事業所

合計16事業所でした。
バス事業者での違反はなしです。

また、16事業所の合計違反数は73件でした。

1事業所あたり違反数の平均は、約4.5件というところでしょうか。

監査のきっかけは?

今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。


違反ワースト1位(小項目)は、特定運転者への指導監督義務違反。

73件の違反内容は、以下となっておりました。

ワースト1位の違反は特定の運転者への指導監督義務違反でした。
点呼実施義務違反、指導監督違反、乗務時間違反の3つは毎月上位を占めています。

毎月上位に来る背景としては、人手不足などの理由があるのかもしれません。

人が足りていないのであればDX化を進めるなどして、
効率化を図って改善していく必要があるのではないでしょうか。

違反ワースト1位(大項目)は指導監督・適性診断。

今月の大分類でのワースト1位は指導監督・適性診断でした。
指導監督違反や点呼もさることながら、乗務時間を超えた運行や、乗務記録を取っていない等の違反も多くみられました。

運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?

書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
今回は過去のデータと比較して、届出等、その他の部分の割合が大きくみられました。


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