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熊本県の飲酒トラックドライバーが右折時に青信号で横断していた歩行者をはねる。

まさか歩行者は、青信号で普通に横断していただけなのに、右折してきたトラックが酒気帯びドライバーであるとは思わなかったでしょう・・。被害者は重傷とのこと。大丈夫でしょうか。




(4)中型トラックの酒気帯び衝突事故

12月1日(木)午後4時頃、熊本県の県道において、同県に営業所を置く中型トラックが運行中、信号機のある交差点を右折する際、横断歩道を青信号で渡っていた歩行者をはねた。

この事故により、当該歩行者が重傷を負った。

事故後の警察の調べにより、当該中型トラック運転者の呼気からアルコールが検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。

メールマガジン「事業用自動車安全通信」第687号(R4.12.9)より

 

・午後4時のそのドライバーはどういう運行だったのでしょうか。

・点呼(対面もしくはITもしくは電話)は実施されたのでしょうか? 

・義務化されているアルコール検知器は、役に立たなかったのでしょうか?

・当該ドライバーの飲酒習慣(auditの点数等)はどうだったのでしょうか?

・警察による呼気アルコール検知器の結果数字は、どれくらいだったのでしょうか?

・濃度数値は、残酒なのか。出発後の故意の飲酒なのでしょうか?

 

今後、このような事実を、メールマガジンの内容には含めていただきたいです。



ところで、プラン2025


国土交通省は、2021年3月にプラン2025で宣言した飲酒運転防止の施策を、1年たっても、ほぼやっていません。
何か事情があるのでしょうか? 意図的な放置なのでしょうか? 

先日、白ナンバーのアルコール検知器の義務化開始延期が決まったようですが、プラン2025の施策も延期ですか?

昨年から、緑ナンバー事業者の飲酒運転の報告件数がぐっと減ってきており、かなりゼロに近づいてきているな・・と思ってましたが、トラックとタクシーでやや増えつつあるようです。


しかしながら、目標はゼロですので、そのために当社は、緑ナンバーは以下の施策が必要と考えています。

  1. アルコール検知器の性能要件を、「デジタル記録」必須とする。(デジタルガバメント目指してますよね)
  2. 記録型のアルコール検知器の結果を定期的に運輸支局か県トラック協会局へ提出することを義務づける
  3.  クラウドアルコールチェックの仕組みで、運行ごとに、運輸支局または県トラック協会へリアルタイムでデータ送付することを義務づける
  4.  飲酒事案があった場合、再発防止として、「アルコールインターロック装着」を行政指導で義務づける。
  5.  点呼実施の証拠が残る「点呼機器の設置」を義務づけ、点呼データの提出を3年間義務づける
  6.  指導や教育の問題であれば、「飲酒教育の実施と記録保存」を義務づける



<写真と本文は直接の関係はありません>



併せてこちらの記事もご覧ください。


https://transport-safety.jp/archives/13787