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山口県の大型トラックドライバーが真っ昼間に酒気帯び状態で対向車線へ。

まさか軽自動車のドライバーも、真っ昼間に反対車線の大型トラックが飲酒運転ではみ出してくるとは思わなかったでしょう。信じがたいです。こんなの、殺人未遂じゃないでしょうか。



(4)大型トラックの酒気帯び衝突事故
11月30日(水)午後0時55分頃、岡山県の県道において、山口県に営業所を置く大型トラックが運行中、対向車線を走行してきた軽自動車と接触した。
この事故により、軽自動車の運転者が軽傷を負った。
事故後の警察の調べにより、当該大型トラック運転者の呼気からアルコールが検出された

メールマガジン「事業用自動車安全通信」第686号(R4.12.2)より

 

それなのに、情報が少ないです。


・点呼(対面もしくはITもしくは電話)は実施されたのでしょうか? 

・義務化されているアルコール検知器は、役に立たなかったのでしょうか?

・当該ドライバーの飲酒習慣(auditの点数等)はどうだったのでしょうか?

・警察による呼気アルコール検知器の結果数字は、どれくらいだったのでしょうか?

・濃度数値は、残酒なのか。出発後の故意の飲酒なのでしょうか?

 

今後、このような事実を、メールマガジンの内容には含めていただきたいです。



ところで、プラン2025


国土交通省は、2021年3月にプラン2025で宣言した飲酒運転防止の施策を、1年たっても、ほぼやっていません。
何か事情があるのでしょうか? 意図的な放置なのでしょうか? 

先日、白ナンバーのアルコール検知器の義務化開始延期が決まったようですが、プラン2025の施策も延期ですか?

昨年から、緑ナンバー事業者の飲酒運転の報告件数がぐっと減ってきており、かなりゼロに近づいてきているな・・と思ってましたが、トラックとタクシーでやや増えつつあるようです。


しかしながら、目標はゼロですので、そのために当社は、緑ナンバーは以下の施策が必要と考えています。

  1. アルコール検知器の性能要件を、「デジタル記録」必須とする。(デジタルガバメント目指してますよね)
  2. 記録型のアルコール検知器の結果を定期的に運輸支局か県トラック協会局へ提出することを義務づける
  3.  クラウドアルコールチェックの仕組みで、運行ごとに、運輸支局または県トラック協会へリアルタイムでデータ送付することを義務づける
  4.  飲酒事案があった場合、再発防止として、「アルコールインターロック装着」を行政指導で義務づける。
  5.  点呼実施の証拠が残る「点呼機器の設置」を義務づけ、点呼データの提出を3年間義務づける
  6.  指導や教育の問題であれば、「飲酒教育の実施と記録保存」を義務づける



<ヘッドライン写真と本文は直接の関係はありません>



併せてこちらの記事もご覧ください。


https://transport-safety.jp/archives/13787