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令和4年度補正予算、GX、DX、安全投資、インフレ対応、自動車、航空、船舶、観光支援,災害対応等々・・・2兆円超え。

11月8日に決まりました。令和5年度予算とは別に、令和4年度補正予算(追加予算)です。


DX、GX、安全投資、人への投資、自動車、整備、船舶、航空、インフレ対応、観光支援、激甚災害対応、広範囲にわたっています。ということで、なんと2兆円越えです。
 



https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001520794.pdf


いくつか読者の方々に近い内容をピックアップしますと、


(1)タクシー事業者に対する燃料価格激変緩和対策事業  16,500百万円
 LPガスの価格高騰による負担軽減のため、燃料油価格の激変緩和事業(経済産業省)に準じて、タクシー事業者に対する支援を実施。

(1)事業用自動車における電動車の集中的導入支援等  2,120百万円
 事業用自動車における電動車(ハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車)の普及等を促進するため、普 及段階と車両価格に応じた購入補助等を実施。

(1)地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化  100,000百万円
 地域一体となった面的な観光地・観光産業の再生・高付加価値化を進めるため、 宿泊施設、観光施設等の改修、廃屋撤去、面的DX化などの取組の支援について、 計画的・継続的に支援できるよう制度を拡充し、地域・産業の「稼ぐ力」の回復・ 強化を支援。 上記国費の他、国庫債務負担行為 50,000百万円を計上

(2)インバウンドの本格的な回復に向けた集中的な取組等  16,364百万円
 インバウンドのV字回復を図るため、文化、自然、食、スポーツ等の分野で特別な体験や期間限定の取組の創出を支援するとともに全世界に発信するなど、観光回復の起爆剤となる取組等を集中的に実施。

(5)地域交通「リ・デザイン」 公 国費 2,889百万円 非 国費 77,771百万円 (うち、タクシー燃料価格激変緩和 非 16,500百万円(再掲)) (うち、鉄道局計上分 公 2,889百万円(再掲)) (うち、観光庁計上分 非 36,272百万円(再掲))
 利便性・持続可能性・生産性が向上する形で地域交通の再構築を図るため、「交通DX」、「交通GX」、官民・事業者間・他分野との「3つの共創」による経営効率化・経営力強化の取組、ローカル鉄道に係る公共交通再構築に向けた関係者の合意 形成に向けた取組、観光と連携した取組、バリアフリー化の取組等に対し支援を実施。

(3)インフラ、交通、物流等の分野におけるDXの推進 公 国費 4,461百万円 非 国費 3,662百万円
 インフラ・交通・物流等の分野におけるデジタル化による官民のサービスの向上や業務効率化を図るため、DX環境整備による円滑な公共事業執行の推進や、道路に関するデータプラットフォーム、サイバーポートのシステム構築等を実施

(7)高速道路料金の大口・多頻度割引の拡充措置の延長   7,759百万円
 ETC2.0 の普及促進により交通・物流・インフラ分野におけるDXの推進を図るため、ETC2.0 を利用する自動車運送事業者に対して、高速道路料金の大口・多頻度割引の最大割引率を40%から50%に拡充する措置の延長(R6.3末まで)を実施。

(8)行政分野のデジタル化の推進 5,041百万円
 国民の利便性向上や行政の業務効率化等の観点から行政手続のオンライン化を 加速するため、特殊車両通行許可システムの機能拡充、申請業務に係るプロセスを 一貫して処理できる業務一貫処理システムの機能拡充、宅地建物取引業免許事務等 処理システムにおける電子申請受付機能の拡充等を実施。


55人の死者

みなさん覚えてますでしょうか。
思えばたった1年半ですごい数です。

2021年6月28日 5人の死傷事故(千葉県八街市)
2022年7月 3日 27人の死亡(熱海市盛り土、土石流)
2022年4月23日 26名の死者と行方不明者(知床)

熱海は一見「自然災害」ですが、盛り土の件があり、人災とも言われています。
これらに対して

(6)盛土による災害の防止  688百万円
 盛土による災害防止のため、人家・公共施設等に被害を及ぼすおそれのある盛土の安全性把握のための詳細調査や応急対策工事等への支援を実施。

(1)子供の安全な通行の確保に向けた道路交通環境の整備等の推進 22,000百万円
 「通学路等における交通安全の確保及び飲酒運転の根絶に係る緊急対策」(令和3年8月4日)に基づく通学路の合同点検結果等を踏まえ、ソフト対策の強化と一体となった通学路における交通安全対策等を引き続き推進。


(3)小型旅客船等の安全対策  3,555百万円
 4月23日に北海道知床沖にて発生した遊覧船事故を踏まえた安全対策の実施のため、小型旅客船等に対する安全設備(改良型救命いかだ、業務用無線設備等)の導入補助を行うとともに、小型旅客船の船長等についての初任教育訓練の実施環境の整備や、旅客船事業者の安全性の評価・認定制度構築に向けた検討調査等を実施。


熱海の件、八街の件、知床の件、3件にたいして約260億が投入されることになります。
・・・・被害の規模からすると少ないのでは?? 他の内容と比べてみると。