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遠隔点呼承認100社突破、メーカーは7社(7製品)に増加。自動点呼「乗務前」はR5に実現するか。



9月28日に令和4年第二回運行管理高度化検討会が開催されました。


遠隔点呼の承認(第二弾)は、77者(75実施側、142被実施)





メーカーは?


今回増えましたね。






将来的に、「遠隔点呼機器認定制度」???

将来的に機器認定制度を導入し、変更時に事前届出を求めること等を検討する。

以下






4時から8時が最多。遠隔点呼、運用実態アンケート。










遠隔点呼、場所拡大。



 

トラックに、①と②はありますか??

 





トラックの電話点呼、バスの電話点呼、実態をどう捉えているのだろう??? 

このような「拡大」で助かる事業者数はどれくらいいるでしょう? 特にトラック。

 



宿泊地での立ち寄り点呼ではなく、「電話点呼」「中間点呼」(トラックのみ)、「遠隔地IT点呼」(トラックのみ)を拡大したほうが、よっぽど効果があると思うんですが・・。なんでこうなってしまっているんだろう。「遠隔地IT点呼(電話点呼の委託)」を今後どう整合つけるのだろう??


拡大の順番が違いますって! 検討会のみなさん!





バス



バス


これもバス









今回の承認も、バス事業者よりトラック事業者が多かったわけです。現状、「電話点呼を遠隔点呼実施側に依頼することはできない」ので、電話点呼のある時間帯には、営業所に着座している必要があります。中長距離トラック運行が、途中の点呼を行うのは、サービスエリアや荷主という、可変なところが多いと思われます。トラック事業者が専用宿泊所を用意しているケースって、ありますかね? ホテル宿泊はあるでしょうが。


バスにも上記のような、「途中」の点呼はありますが、電話点呼はトラックのほうがもっともっと多いのではないでしょうか???



自動点呼。


さて、自動点呼(ロボット等を利用した無人点呼)、予定通り行くでしょうか?






残念な「条件付き」乗務後自動点呼の進捗状況は・・・




どうやら、「機器認定制度創設」作業は進んでいるようです・・。




乗務前自動点呼は、諦めていない。



はい。たとえ乗務後自動点呼が「条件つき」であろうとなかろうと、プラン2025で目指している「運行管理高度化」には、乗務前の自動点呼が欠かせません。これがあってはじめてイノベーティブかつ効果的な制度改革になるのではないでしょうか。


「健康状態把握方法調査」


という言葉が出始めてますねえ。


国土交通省は、「バイタル信号」や「生体情報」を定義するでしょうか? 




これはどうなったんだろう・・って話でもあります。




運行管理の一元化



ほんとに素朴な疑問です。

点呼の一元化(IT点呼、共同点呼、遠隔地IT点呼、遠隔点呼、自動点呼)が出来ていないのに、運行管理の一元化は達成できるのでしょうか・・・







おや

実証実験追加??


とあります。確か、令和5年度の予算にはみられなかったような・・・。

仕切り直しで、「DX枠」とかの予算でやるのかもしれませんね。



また、バスがメイン・・



実験評価レポートはこちらを参照ください。




今後の方向性。


(令和4年度後期)
●実証実験の結果から、運行指示一元化の制度化に向けた機器・性能要件、運用上の遵守事項を検討。
●運行時以外の運行管理業務の一元化についても検討を開始。



(令和5年度前期)運行管理業務の一元化の制度化案中間とりまとめ。(令和5年度後期)運行管理業務の一元化の制度化案最終とりまとめ。




第二回の検討会でどういう意見が飛び交ったのか、議事録はまだ公表されていません。


とりいそぎ、承認結果と自動点呼の進捗が確認出来たと言うことで。



以下、併せてお読みください。


https://transport-safety.jp/archives/12731