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指導監督実施がワースト1位、次いで運転者台帳記載不備、点呼記録記載不備が続く 中国運輸局の監査(2021年9月度)



毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2021年9月度、中国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約7件

中国運輸局管内の9月度の行政処分は 

・トラック 6事業所
・タクシー 1事業所

また、7事業所の合計違反数は49件でした。 
 
先月8月は合計で8事業所でした。



1事業所あたり違反数の平均は、約7件と8月よりも増加傾向にあります。


監査のきっかけは?

ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
中国運輸局内でのこの月は以下の理由となっていました。



端緒として、情報提供が3件、次いで死亡事故が2件発生しています。


違反ワースト1位(小項目) 運転者への指導監督実施or記録義務違反。

49件の中身は、以下の違反となっておりました。

今月は、指導監督実施or記録義務違反ど同件数で運転者台帳記載不備が6件ずつあり、次いで点呼記録記載不備と
記録に関する記載不備違反が増加傾向しております。


大分類で見ても、指導監督実施or記録義務違反ど同率で点呼に関する違反が圧倒的増えています。

指導監督・適性診断は常に上位。また、先月と比べて点呼に関する違反も大幅に増加しております。
まずは基本の徹底、行うべき業務を確実に行う、記録を確実につける事を徹底していきましょう。


運行管理者の日常業務、『ヌケ』・『モレ』はなぜ?

さらに大きくふたつ、日常的な安全運行管理業務とその他業務にわけると、以下となります。


“『ヌケ』・『モレ』は誰にでもある。大切なのは仕組みを作る事。”

アルコールインターロックとは、飲酒をしていたらエンジンをかけさせない装置になります。

飲酒運転に対する意識を高く持つ事はもちろんですが、飲酒をしたらエンジンが掛からない仕組みを取れば、
飲酒運転を行う事はありません。

日々の業務でも『ヌケ』・『モレ』等は誰にでも起こりえる物です。自分でも気が付いてない『ヌケ』や『モレ』に気が付くことで、安全運転、日々の業務もより慎重に対応し、違反件数を減らしていきましょう。


https://transport-safety.jp/archives/10821
https://driving-check.site/


<写真と記事本文は直接関係ありません>